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次の保守党党首は西部以外から? [保守党]

 政治評論家のジョン・イビットソン氏は、次の保守党党首は根拠地である西部からではなく、中・東部から出ると予測する。
 第一の理由は、最有力候補だったジェイソン・ケニー前国防大臣がアルバータ進歩保守党党首選に出馬したことで、保守党党首になれなくなったことである。
 第二の理由は、保守党の政策が中道寄りにシフトしたことである。
 かつて進歩保守党のマルローニ首相は、西部を根拠地としているにもかかわらず、ケベックを優遇する政策を採ったため、これに反発した西部は、西部のための保守新党「改革党」を結成した。西部の地盤を奪われた進歩保守党は、中・東部を根拠地としたが、改革党の後身であるカナダ同盟と合併し「カナダ保守党」となった。
 改革党出身のハーパー党首は、右翼の改革党グループと中道右派の進歩保守党グループが対立しないよう注意を払ったが、両者は常時水面下では財政や社会問題について対立していた。だが今年保守党がついに同性婚反対政策を放棄したことで、中・東部の左派が党首に就くことが容易になった。
 自由党ではアングロフォン(の右派)とフランコフォン(の左派)が交互に党首に就くジンクスがあることが知られているが、保守党も右派のハーパーの時代が長く続いたため、次は左派が巻き返して来てもおかしくはない。
 第三の理由は、トロント周辺のいわゆる(市外局番)905地区が重点選挙区になることである。
 1968年以降のほとんどの総選挙で、この地区において第一党になった党が総選挙の勝者になっている(2006年は例外)。この地区の有権者は移民が多く、特定の支持政党を持っていない。この地区はキングメーカーなのである。
 党首選出馬を表明した候補のうち、マイケル・チョン元政府間関係大臣(ウェリントン=ハルトン・ヒルズ選挙区)、トニー・クレメント前予算庁長官(パリー・サウンド=マスコカ選挙区)、ケリー・リーチ前労働大臣(シムコー=グレイ選挙区)の3人が905地区選出である。この地区で票を多く獲得するには、この地区選出の議員を党首にするのが手っ取り早い。

 なお世論調査で人気の高いピーター・マッケイ前法務大臣は、東部を地盤にしていたが、前回総選挙で東部は全て自由党の議席になったため、彼が党首に就いても、彼のために辞職し補選をひき起こしてくれる議員は保守党にはいない。ゆえに彼が党首になったら、院内活動はせず東部自由党議員の欠員が出るまで待つか、西部か中部の議員に辞職してもらい落下傘候補になるかの、どちらかとなる。
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