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マルケア党首、「70%以上の支持で留任」を明言 [新民主党]

 新民主党のトム・マルケア党首は2月12日、党首に再任されるための数字について具体的に「少なくとも70%」と初めて明言した。
 新民主党は党大会で2年ごとに、党首のリーダーシップについて党員に諮問する。党則では、50%を1票上回る支持があれば、党首は留任できる。マルケア党首自身は、再任に必要なパーセンテージを具体的に言及するのを避けてきたが、レベッカ・ブレーキー代表は11日「70%以上が必要」と明言した。
 彼女は「党首は通常、90%以上の支持を得るものだ」「70%以下の支持では、党首に留まることは難しいだろう」と述べ、進歩保守党のジョー・クラーク党首が1983年、66.9%の支持を得て再任されるはずだったにもかかわらず、わざわざ党首選を行い敗れた例を挙げた。ケベック党のベルナール・ランドリー党首も2005年、76%の支持を得たにもかかわらず辞任している。

 マルケア党首を支持するグループは、ニカブ問題でイスラム教徒のエスニシティを尊重するという党の原理・原則に忠実だったことが、総選挙に敗れた原因だと説明してきた。だが圧勝した自由党もニカブ着用を擁護したことから、党員の多くはその説明に納得していない。
 彼らは、不況の最中に均衡予算を提唱したことが敗北の原因だと指摘する。選挙戦の序盤で支持率トップに立ったことで、政権獲得を強く意識し、有権者に嫌われないよう自分たちが穏健な党だとアピールするため、大胆な財政出動を行い大胆な政策を訴えることができなくなった。新民主党はいわば、自分たちは自由党のようだと主張するかのようだったが、有権者は自由党のまがいものではなく、自由党そのものに投票した。新民主党が財政規律を重んじたのに対し、自由党は財政赤字を公言したうえで、より左寄りの大胆な政策を打ち出し、有権者の心をつかんだ。また新民主党は財政について、原油価格を1バレル=67ドルと評価していたが、実際には20ドル程度にまで下落していたため、有権者に信用されなかった。
 マルケア党首は12日「我々はニカブ問題で打撃を受けた。我々がムスリム女性を強く擁護すると発表した48時間後に、支持率を20ポイント以上低下させたというデータがある」と弁明したうえで、「多くのケベック人は、ニカブを女性抑圧とみなした。我々は『その意見は理解できるが、裁判所がひとたび人々の権利を擁護すると判断したら、それを尊重しなければならない』と訴えるべきだった」と自己批判した。
 彼はまた、新民主党が訴えてきた15ドルのデイケア(保育所)や全国的ファーマケア(薬代の補助)のような政策は、均衡予算提唱によって覆い隠されたと総括した。
 彼はさらに、CBCテレビ・CTV・Global TV主催のテレビ討論を、ハーパー首相が出演しないなら自分も出演しないとした判断も、誤りだったと認めた。彼はマクリーンズ誌・グローブ&メイル紙・ムンクディベーツ主催のテレビ討論に出演したが、視聴者は200万人に達しなかった。2011年のテレビ討論は、1000万人以上が視聴した。

 万年野党の新民主党は、選挙で敗北した党首を引きずり降ろす伝統がない。それでは党首の首がいくつあっても足りないからだ。歴代の党首たちは、自らの意志でその地位を退いてきた。ジャック・レイトン前党首も、2008年総選挙に敗北したにもかかわらず、89.25%の支持で党首に留任している。
 だがマルケア党首は、新民主党の歴史上初めて「影の首相」の立場で総選挙にのぞみ、一時は支持率トップに立ったにもかかわらず惨敗した。新民主党党首が、初めて総選挙の責任を問われるのかどうか、そして万年野党から脱却できるのかどうかが、問われようとしている。
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