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【2位争い】アルバータ州議会が解散、総選挙へ [アルバータ]

 アルバータ州のジム・プレンティス首相は4月7日、ドン・エセル副総督に州議会の解散を奏上した。副総督はこれに同意し、5月5日の総選挙を公示した。
 アルバータ州はカナダ屈指の産油州だが、原油価格が下落しているため、アルバータ州の歳入は落ち込んでいる。プレンティス首相は赤字予算の上程を余儀なくされているが、各方面からの反発を封じるため、野党が壊滅しているこの機に抜き打ち解散・総選挙に打って出た。表向きは、最大野党ワイルドローズ党の党首が決まるのを待っていたかのように見えるが、その実は敵の基盤が整わないうちに速攻を仕掛けてきたのである。
 解散にあたり、プレンティス首相は記者会見で次のように述べた。
「厳しい選択が成される必要がある。我々が直面する今の挑戦に対し、現実的なプランが必要だ。私はこの州が必要とする変革を実行するための委任を、アルバータ州民にお願いしている。」
「我々は、現実的な選択をした。原油価格が回復するかどうかにかかわらず、我々は3年で均衡財政に戻る予算を上程した。」
 首相はさらに、「罪悪税」と累進課税制度に重点を置くと語った。
 原油価格の崩壊は、今年アルバータ州に50億ドルもの赤字をひきおこすことになっている。プレンティス首相は3月下旬、「痛みを分かち合う予算案」を上程したが、酒・煙草・ガソリンへの課税が強化されたため、価格は急速にはね上がった。しかしその一方で彼は、石油ロイヤリティの値上げや法人税増税は景気に悪影響をもたらすとして、これらを否定した。

 選挙戦の開始を受けて新民主党のレイチェル・ノトリー党首は、アルバータ州民は進歩保守党によって誤ったリーダーシップに導かれていると語った。
 ワイルドローズ党のブライアン・ジーン党首は、プレンティス首相は固定された選挙日程を守らなかったと非難した。
 自由党のデビッド・スワン暫定党首は、この選挙はアルバータ州次世代の信頼を構築するものになると述べた。
 アルバータ党のグレッグ・クラーク党首は、この選挙を「進歩保守党のいつもの日和見主義以外の何ものでもない」と評した。
 アルバータ進歩保守党政権は12期43年半にも及び、カナダ史上最長政権となっている。かつてワイルドローズ党は支持率で進歩保守党を上回ったが、2014年暮れに分裂してしまい、その後は与党を脅かす存在がない。多くの批評家は、今回の総選挙を「2位争い」と評している。
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