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職場復帰法案可決、郵便スト終結へ [経済]

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 6月25日(土)、職場復帰法案が58時間に及ぶ議事妨害の後、下院で可決された。法案は、与党保守党が多数を占める上院で26日にも可決され、その日のうちに総督の勅裁を経て成立する見込みである。法案が成立すれば、カナダ郵政公社は24時間以内に業務を再開しなければならない。

 カナダ郵政公社労働組合は、賃上げと年金改革を要求して6月3日から全国的にストライキを実施した。与党保守党は20日、連邦議会に職場復帰法案を上程したが、郵政公社はロックアウトで対抗し、22日には労使交渉が決裂した。
 6月24日はケベックの守護聖人「サン・ジャン・バチストの日」で、ケベックでは事実上の建国記念日に当たる祝日である。連邦議会は23日から休暇に入る予定になっていたが、リサ・レイト労働大臣は「職場復帰法案が可決されるまで休暇にはしない」と強い態度で臨み、23日から下院で法案の審議が始まった。ところが法案には、職員の賃金が公社の提示額より低く設定されていた。
 新民主党のレイトン党首は「総理は、わが国の団体交渉権を無意味なものにした。もしも交渉の席で要求を受け容れられなくても、あなたが雇用者側であれば、政府が法律でそれを規定するという。これは恐るべき前例となろう」と述べて、法案から賃金条項を削除するよう求めたが、ハーパー政権はいかなる交渉にも応じなかった。労組に支援された新民主党はこれに反発し、議事妨害を始めた。審議は24日の「サン・ジャン・バチストの日」になっても終わらず、異例の土曜開会となった。
 新民主党議員の半数はケベック州選出だが、議場にとどまり、各自20分の演説を行った。パット・マーチン議員は「演説は生き生きとして、明快で情熱的ですらある。電話帳を朗読する者は誰もいない。これは本物の審議だ。斬新で興味深い」と語った。
 58時間に及ぶ長時間の審議中、議員たちはいつ投票が始まってもいいよう交代で事務所に行き、仮眠をとった。議場に残る議員たちは、差し入れられたピザを食べた。ある議員は、ボードゲームの「モノポリー」を小脇に抱えて下院ロビーを歩くのを目撃されたという。だが緑の党は、1議席しかないため交代要員がおらず、メイ党首は23日に徹夜して翌24日夜には気丈に演説した。

 法案可決を受けて、ハーパー首相は次のように述べた。
「市民はどちら側にいたか、我々は知っている。そして反対側の議員たちもようやく、それに気づき始めたものと思う。3日間にも及ぶ議事妨害は全く不必要なもので、国民特に中小企業と慈善事業がまもなく郵政サービスを受けられるようになることは、喜ばしい。」


図:「おい衛視、レイトンを止めろ!」
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