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ルゴー党首「ペラドー氏がいるかぎりNHL誘致は困難」 [ケベック]

 ケベック未来連合のフランソワ・ルゴー党首は5月28日、ピエール・カール・ペラドー氏がケベック政界にいるかぎり、ケベックのNHL誘致は難しいと語った。彼は、独立派のペラドー氏がオーナーになるのを関係者は好まないだろうと説明した。
 ケベック党のペラドー党首は以前から、ノルディックスがコロラド州に移転したケベック市に、NHLチームを誘致するよう運動している。誘致はまだ決まっていないが、彼が筆頭株主であるケベコー・グループは、2億ドルの公的資金を得てケベック市に新アリーナ「ビデオトロン・センター」を建設し、今年9月にオープンする。
 これについてルゴー党首は、誘致が決まってからアリーナを建設すべきだったと批判した。
 6月8日の補選を目前にして、ルゴー党首がペラドー党首に噛み付くのは、これが2度目である。先週は、独立を強く主張するペラドー党首が首相になる可能性が、ケベックへの投資意欲を減退させていると非難した。
 ケベック党のパスカル・ベリュベ州議は、ツイッターで反論した。
「ケベック市は1979年、ケベック党政権下でNHLチームを誘致した。」
「(ケベック党員だった)ルゴー党首が元同僚たちを非難するのは、理解に苦しむ。」
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ケベック党党首にペラドー、独立路線に回帰 [ケベック]

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 5月15日に実施されたケベック党党首選で、ピエール・カール・ペラドー州議が当選した。彼は第一回の投票で57.6%の票を獲得し、アレクサンドル・クルティエ元政府間関係大臣(29.2%)とマルティーヌ・ウェレ元天然資源大臣(13.2%)を破って当選を決めた。
 当選したペラドー新党首は、こう演説した。
「私は、強く明確な委任を与えられた。ケベックを国にすると。」
 2014年の総選挙で敗北した原因のいくつかは、彼の失言にあった。ケベック党は労組との関係が深いが、ペラドー候補はケベコー財閥の総帥で、労組を弾圧してきたから、彼のリーダーシップに疑問を呈する声は根強い。だが、それでも彼はケベック独立を明確に打ち立てたから、独立派の重鎮たちも反対はできなかったようだ。
 3人の候補は、独立を問う住民投票について異なる主張をした。ペラドー候補は、2018年までに実施される次の総選挙までは住民投票を行わないとした。クルティエ候補は、住民投票を実施するには100万人以上の署名が必要だと訴えた。ウェレ候補は、ケベック党が政権に就いた後、住民投票を公約に掲げ再選される必要があると主張した。
 ペラドー氏の当選について、自由党のジャン=マルク・フルニエ院内総務は「ケベック党をケベコー党に変えたいのなら、それは彼ら次第だ」と語った。


写真:左からマルティーヌ・ウェレ候補、ピエール・カール・ペラドー候補、アレクサンドル・クルティエ候補。
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ケベック未来連合のデルテル州議、連邦保守党に転進 [ケベック]

 ケベック未来連合のジェラール・デルテル州議は4月7日、州議を辞職し離党して連邦保守党の予備選に出馬すると発表した。
「私は、保守党のルイ=サン=ローラン選挙区から出馬する。私は、ここロレットビルで生まれ、育った。私はここで家庭を持ち、そしてここで暮らし続ける。ロレットビルが、我々のホームタウンだ。」
 彼はそう言うと、1981年に獲得した進歩保守党の党員証を見せた。
「私は保守である。本物の保守であり、古くからの保守である。」
 デルテル州議はケベック民主行動党から2008年に初当選し、2009年から2012年まで同党最後の党首を務めたが、同党はケベック未来連合に吸収された。

 ケベックはカナダで最も左寄りの州で、保守党は人気がなく、現在5議席しか持っていない。だが、ハーパー首相がイスラム国への強硬な姿勢を見せると、保守党の支持率はケベックでは信じられないほど上昇した。ケベックはフランス語圏ゆえマグレブ系の移民が多いことから、2014年オタワとケベック州サン=ジャン=シュル=リシェリュでイスラム教過激派によるテロが発生して以来、イスラム・テロに敏感になっているようだ。
 かつてケベック党政権が「ケベック価値憲章」を上程し、公共の場でのニカブやブルカの禁止を提唱したとき、ハーパー首相はこれに強く反発した。ところが彼は今、市民権宣誓式でニカブやブルカの容認を訴えた裁判で政府が敗訴すると、控訴する意向を述べた。しかも彼がそう宣言したのは、西部でもオンタリオでもなく、ケベックでであった。
 伝統的に保守が嫌われているケベックで、わざわざ州議を辞職してまで連邦議会選挙に打って出ることには、非常なリスクがある。だがケベック未来連合の未来に展望がない今、上げ潮に乗って連邦政界に転身する絶好の機会と捉えているのかもしれない。
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ボルデュック文部大臣が辞任、内閣を改造 [ケベック]

 ケベック州のイブ・ボルデュック文部大臣は2月26日、一連の騒動の責任を取り、大臣と州議を辞任した。彼は政界から引退し、医師に戻るという。これを受けてフィリップ・クイヤール首相は翌日、小規模な内閣改造を行った。

 ケベックの高校で、15歳の女生徒が麻薬を売っている疑いがあり、裸で身体検査された事件について、ボルデュック文部大臣は先週、生徒に十分な敬意を払っているなら問題ないと発言したことで批判された。2014年8月には、学校への予算削減について、本を読まなくても子供は死なないと語っていた。
 クイヤール首相は今週初め、ボルデュック文部大臣の信任投票を行うことを否定したが、その結果、近いうちに内閣改造を行いボルデュック氏を閣僚から外すのではないかという噂が流れた。

 新しい文部大臣には、フランソア・ブレ雇用大臣が就任した。サム・アマド労働大臣兼首都圏担当大臣は、雇用大臣職も兼任することになった。ピエール・アルカン エネルギー大臣は、ボルデュック氏のコート=ノール地区担当大臣も兼任することになった。
 ボルデュック氏は15万2000ドルの退職金を受け取ることになるが、クイヤール首相はこれを不快だと語った。
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ルゴー党首「全てのモスクは調査されるべき」 [ケベック]

 ケベック未来連合のフランソワ・ルゴー党首は2月17日、ケベック州に設立される全てのモスクは事前に調査されるべきだと語った。
 彼は、「いわゆる『ケベックの価値』と潜在的に一致しない人々」を調査するための、公共事業体を設立すべきだと主張した。
 これは、ケベック州ショーウィニガン市でモスク建設が拒否された事件を受けてのコメントである。同市のムスリム文化センターは、モスク建設のため地域用途を工場地域から変更するよう請願していたが、市当局に抗議の電話や電子メールが多数殺到するに到り、ミシェル・アンジェ市長が10日に用途変更を拒否した。アンジェ市長は「恐れを抱く市民は、人種差別主義者ではない。市民はこの街に住むイスラム教徒をよく知っている。市民が恐れるのは、よそからやって来る人々だ」と述べた。
 ルゴー党首は、州の制度に不備があり、ショーウィニガンの市長は市民の懸念に対応しただけで、非難されるに値しないと語った。
 フィリップ・クイヤール州首相(自由党)は17日、政府は宗教に関する立法を検討しているが、基本的人権を犯してはならないと述べ、憲法改正を志向するルゴー党首を牽制した。
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ベラバンス議員が離党、ケベック連合2議席に [ケベック]

 ケベック連合のアンドレ・ベラバンス議員は8月25日、離党したと発表した。これにより下院勢力はケベック連合2、保守党162、新民主党97、自由党37、緑の党2、無所属7、欠員1議席(定数308)となった。
 ベラバンス議員は6月14日に実施された党首選に立候補し、マリオ・ボリュー現党首に敗れている。両者はその後何度か会談してきたが、考えのギャップを埋めることはできなかった。ベラバンス議員は、新執行部が党内で実施した「独立に対する純度テスト」について不快感をあらわにした。
「それは、私を部外者のような気分にさせた。私はもはや、この党が居心地がいいとは思わない。私は、党が正しい方向に進んでいるとは思わない。」
 彼は、ケベック連合は「6月14日以前」と「6月14日以降」で別物になってしまったとさえ語った。
 結党以来ケベックの最大勢力であり続けたケベック連合は、これでクロード・パトリ議員とルイ・プラモンドン議員の2議席となる。パトリ議員は、次の総選挙に出馬しないことを表明している。ベラバンス議員も不出馬を表明した。

 相次ぐ議員の離党にもかかわらず、ボリュー党首は方針を改めるつもりはないという。
「ベラバンス氏は党首選敗北以来、自分の政治的進路について考えていたようだ。残念なことに、彼は我々の和解の試みに応じなかった。今朝、丘は少し急になったと思う。しかし、我々が丘の頂上に辿り着かないと思うのは、独立運動の底力を過小評価している。状況は現在明白である。やめる決心をした人々は、我々の歩みを遅らせはしない。」
 ボリュー党首はまた、ジル・デュセップ元党首と27日に会談したと語った。ボリュー党首は党首選で、ケベック連合がこれまで独立を前面に押し立てず、ケベックの利益ばかりもっぱら求めてきたことを「敗北主義」と述べ、デュセップ元党首を激怒させた。
 ボリュー党首は、会談で「私はその発言を訂正しなかった。説明した」という。するとデュセップ元党首は、ボリュー党首に「考える」よう促したという。
 デュセップ元党首は会談で、リーダーシップについては何も語らなかったという。「ボリュー氏を党首にしたのは誤りだったと思うか」という質問に、彼は「それは、民主的なプロセスで決定されたことだ」と答えた。
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ケベック連合のフォルタン議員が離党 [ケベック]

 ケベック連合のジャン=フランソワ・フォルタン議員は8月12日、離党を発表した。彼は以下の声明を発表いた。
「私が信じていたケベック連合は、もはや存在しない。マルオ・ボリュー新党首は、一元的で非妥協的なアジェンダを押し付けている。彼は、独立派を結集ではなく、分断しているのだ。」
 4人しかいなかった同党議員は、党首選で誰一人としてボリュー氏を支持しなかった。彼らは当選したボリュー党首の下に、しぶしぶ従っているだけだという。
 2013年9月には、マリア・ムラニ議員がケベック価値憲章を批判して、ケベック連合を除名されている。彼女は同年12月、ケベック人のアイデンティティ擁護のためには「権利と自由のカナダ憲章」が有効であり、今後は独立を支持しないと発表して、人々を驚かせた。
 フォルタン議員は今後は無所属となり、ケベック連合議員は3人となる。
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ボリュー党首猛進するも、分裂に向かうケベック連合 [ケベック]

 次の総選挙は1年以上先かもしれないが、ケベック連合のマリオ・ボリュー新党首は早くも個別訪問を始め、彼のプライオリティであるケベック独立を熱心に布教している。彼は個別訪問を通じて、次の総選挙では20議席程度獲得できそうな手応えを感じていると語った。
 だが世論調査は、ケベック連合のプライオリティを独立とするボリュー路線を、ケベック州民のわずか19%しか支持していないことを示した。そして政党支持率も、新民主党34%・自由党34%・保守党12%に対し、ケベック連合はわずか17%と振るっていない。
 新民主党のアレクサンドル・ブレリス議員は、(ローズモン=ラ・プティット・パトリ)選挙区では誰もケベック連合を話題にしていないと語った。

 ボリュー党首は党首選で、4人いる議員の誰一人からも支持されなかった。彼はこれまでの党の20年の歩みを「ケベックの利益ばかり求め、独立を前面に押し立てて戦おうとしなかった敗北主義」と酷評し、長老たちの怒りを買った。モントリオールの新聞「ラ・プレス」紙は、数人の元議員がすでに次の総選挙出馬を断念していると報じている。そのうちの一人マルク・ルメイ前下院議員は、ボリュー氏が党首であるかぎり出馬しないだけでなく、別の候補を擁立することも、資金を集めることもしないと述べた。
「ケベック連合は独立のための牽引車でなければならないというのは誤りだ。それはケベック党のすることだ。ボリュー氏は、州議会選挙に出馬すればいい。」
 また彼は、ボリュー党首のスタッフの多くが都市出身であり、ケベック連合の主戦場である地方出身者がいないと警告した。
 ボリュー氏を「道化」と呼び、党役員を辞任して議員たちに新党結成を呼びかけたブルーノ・グルニエ氏もまた、ボリュー体制に従うことを拒否した。彼はこう語った。
「私は心から、独立を達成したいと思う。だが私は、みんなでそれを達成したいと思う。」
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ボリュー次期党首に異論相次ぐ [ケベック]

 ケベック連合が独立を成し遂げられなかったという理由で、同党の過去20年の歩みを全否定したマリオ・ボリュー次期党首に対し、2人の重役が辞任を突きつけた。ボリュー新体制は、発足前から早くも前途が危ぶまれている。

 オシェラガ支部長のジェリー・ボードワン氏は、党首選の翌日離党すると発表した。またブルーノ・グルニエ氏も同日、facebookでボリュー次期党首を「道化」と呼び、翌日党役員を辞任すると発表した。二人とも、ボリュー新党首の下で戦うことはできないと述べた。
 ケベック連合党首を15年務めたジル・デュセップ元党首は、ボリュー氏の演説に激怒した。
「私は“Nous vaincrons”と叫ぶ人々に同調できない。我々は、それが何を意味するか知っている。それは完全に無責任で、非良心的である。」

 ボリュー次期党首は、弁明に追われた。
「党首選で言われたスローガンは、ケベック解放戦線へのシンパシーを意味するものではない。」
「私が言いたいのは、独立問題を常に第一に掲げなければならないということだ。」
「デュセップ氏は多くのことを成し遂げた偉大なリーダーだった。」
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ケベック連合党首に強硬独立派のボリュー [ケベック]

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 6月14日に実施されたケベック連合党首選で、強硬独立派のマリオ・ボリュー候補が53.5%の票を獲得し、当選した。彼は25日に、正式に党首に就任する。
 当選を決めた彼は、こうスピーチした。
「ケベック連合は、独立運動を再スタートさせるモーターになる。我々はこのときを20年間待ち続けたが、それももう終わりだ。」
「我々は今後、まず独立について語り、それから選挙の心配をする。」

 ケベック連合は、結党以来常にケベックの第一党であり続けたが、2011年総選挙で4議席に転落した。友好関係にあるケベック党も、今年4月の州議会選挙で1970年以降最低の得票率に沈んでいる。多くの批評家は、独立はもう票にならないのではないかと疑っているが、ボリューの支持者に言わせると、これまでの敗北は独立を最重要問題としなかったことにあるのだという。
 党首選に立候補したもう一人はアンドレ・ベラバンス議員で、彼は残り3人の議員全員に支持されたにもかかわらず、落選した。ボリューは、強硬独立派サン=ジャン=バチスト協会の元代表として知名度があり、党青年部に支持された。

 ボリュー次期党首が「これまで20年間独立論争を避けてきた敗北主義に訣別」と語ったことに対し、ジル・デュセップ元党首は憤慨した。
「私への、ルシエン・ブシャールへの、ミシェル・ゴーティエへの、ダニエル・パイエへの侮辱だ。『20年間の敗北主義』は嘘であり、純粋なデマゴーグだ。」
 また、ケベック解放戦線が十月危機の際に用いたスローガン“Nous vaincrons”(我々は勝利する)をボリュー陣営が用いたことについて「無責任で非良心的」であり、とうてい容認できないと批判した。
 いっぽう保守党のケベック副官ドニ・ルベール氏は、「ケベック人は、古い喧騒には飽き飽きしている。ケベック連合の時代は、もう終わった」というコメントを発表した。
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デュセップ氏、ケベック党党首選出馬を否定 [ケベック]

 ケベック連合元党首のジル・デュセップ氏は5月13日、噂されていたケベック党党首選出馬を公式に否定した。彼は7月に「ヒラリー・クリントンと同じ67歳」になると言及したが、年齢が理由ではないと説明した。
「党首は、すでに当選した人が望ましい。ケベック党は、党内で議論する必要がある。党首選は人気投票であるべきではない。」
 デュセップ氏は、2011年の連邦議会選挙で大敗して党首を辞任したが、たびたびケベック党党首選出馬を噂されてきた。
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価値憲章、法務省に諮問していなかった疑い [ケベック]

 2013年9月に発表された、公務員による宗教的シンボル表示の禁止を謳ったケベック価値憲章は、ケベック党政権が4月の総選挙で敗北し下野したことで葬り去られたが、憲法が規定した信教の自由・男女の平等などに抵触するおそれがあるとして、ケベック法曹協会などからその合法性を疑問視されていた。だがケベック党政権は、合法性についてはすでに法務省に諮問済みだと公表してきた。
 ところがステファニー・バレー法務大臣は先週、法務省は憲章の合法性について答申しなかったとする法務副大臣の手紙を公表した。

「法務省の法律家は毎日、この法案にまつわる男女の平等・信教の自由・(筆者注※1982年憲法第33条1項の)適用除外条項の行使などに関する幾多の疑問について協議した。(中略)しかし法務省は、法案の合憲性および合法性に関する公式の法的見解は答申していない。」

 前政権で憲章担当だったベルナール・ドレンビル前市民権担当大臣は、悪評高い憲章との関係を断ち切りたかったのか、これまで沈黙を保ってきたが、州会議員辞職の声が上がると、5月6日ついに沈黙を破り、合法性について法律家のアドバイスを事前に受けているという従来の主張を繰り返した。
 「ブシャール=テイラー委員会」で知られる著名な歴史家でケベック独立派のジェラール・ブシャール氏は、ドレンビル前大臣は「大多数のケベック人を移民とマイナリティに挑ませようとした、刺激的でまぎらわしい文書」について責任があると非難し、議員辞職を呼びかけた。
「民衆を偽善と非寛容とアマチュアリズムに先導した者たちは、全て去るべきだ。恥ずべきデマゴーグに関与し、嘘を大衆に広めた者たちが公僕にふさわしいかどうか、我々は問わなければならない。」
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マロワ首相、引退を表明 [ケベック]

 ケベック州のポリーヌ・マロワ首相は4月16日、フィリップ・クイヤール次期首相との会談後、政界引退を表明した。
 彼女は落選してすでに議員の身分を失い、ステファン・ベダール議員が院内リーダーを務めている。マロワ夫人は6月7日の党会議まで党首にとどまり、その後は党大会で正式な時期党首が決まるまで、ベダール議員が暫定党首を務めることになる。
 首相は会談の後、メディアの質疑応答に感極まり、涙を流した。
「短いリタイア期間を経て、私はまだケベックに奉仕したかったので、政界に復帰してまもなく7年になります。それ以来、皆さんご存知のとおり、幾多の出来事がありました。そして、それらすべてが順風満帆というわけではありませんでした。でも私は、何も後悔していません。」
「私は、独立は常に重要な問題であり続けると考えています。これからも多くの指導者と市民が、独立のために戦い続けると確信しています。私には、それがいつかはわかりません。私には、その方法もわかりません。しかし確実に言えることは、私たちが独立しているなら、私たちはベストの状況にあるということです。私は、そう確信しています。私たちは、異なる存在です。私たちは、国家です。」
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自由党過半数、ケベック党惨敗でマロワ首相失脚 [ケベック]

 4月8日に行われたケベック州議会総選挙は、ケベック自由党70議席(41.4%)、ケベック党30議席(25.4%)、ケベック未来連合32議席(23.35%)、ケベック連帯3議席(7.4%)(定数125議席、括弧内は得票率)という結果となり、自由党のフィリップ・クイヤール党首が次の首相に就任することが決まった。
 政権奪回が明らかになると、クイヤール党首は英語で宣言した。
「我々の言語(筆者注※単数形)と我々の旗は、全てのケベック人のものである。我々は皆ケベック人である。我々は、皆をまとめていくことに努める。」
 そして今度は、フランス語で宣言した。
「分裂は終わった。」

 「史上最も汚い選挙」と言われた今回総選挙について、多くの批評家は自由党の勝利ではなく、ケベック党の自滅と見ている。ケベック党は、地方で右の支持者をケベック未来連合に、モントリオール島で左の支持者をケベック連帯に譲った。最大の敗因は、マロワ首相の配慮にもかかわらず、ハンサムなスター候補者ペラドー氏が暴走したことにある。ケベック党支持者は学生運動や労働運動の経験者が多いが、金持ちの家に生まれ労組を弾圧し続けた彼を起用したことからして、党首は責任を問われるだろう。
 マロワ首相が真に争点としたかった価値憲章も、その支持者であるTVホスト、ジャネット・ベルトラン氏の「金持ちのマギル大生」「イスラム教徒にプールを占領される」という暴言で、台無しになった。マロワ首相は敵ではなく、味方に足元をすくわれた形となった。
 最大の自殺点を挙げたペラドー氏が当選したのに対し、マロワ首相はシャルルボワ=コート・ド・ボープル選挙区で落選し、党首辞任を表明した。貧乏人の子沢山の家に生まれ、苦学して大学を出てソーシャルワーカーとして働き、政界に進出してからは要職を歴任したマロワ首相は、わずか18か月で政権の座を降り、議員の資格も失って長い政治生命を終えることになる。彼女は18か月の政権を振り返り、誇りに思うが、フランス語の増強を十分にできなかったことが唯一心残りだと述べた。
「400年の間、我々は北米で美しい言語を話してきた。始めはわずか数百であった。そしてあらゆる試練と障害を乗り越え、我々は今に続いている。我々が歩んで来た全ての苦闘を、決して忘れてはならない。あらゆるところで我々はフランス語を、語り、保持し、死守し、促進し続けなければならない。」

 連邦政界からは、今回の政権交代を歓迎する声が相次いだ。連邦のスティーブン・ハーパー首相(保守党党首)は、次のように述べた。
「結果は明らかに、ケベック州民が住民投票を拒否し、経済と雇用に専念する政権を求めている。」
 ケベック人である連邦自由党のジャスティン・トルドー党首は、こうコメントした。
「ケベック州民は今日、3度目の住民投票ではなくよりよい経済に一票を投じ、真の問題に対処するためクイヤール新首相とケベック自由党に強い支持を与えた。」
 同じくケベック人である新民主党のトム・マルケア党首は、こう語った。
「昨年夏から私が言ってきたように、ケベック有権者はマロワ夫人の否定的な分断政治を拒否するだろうという強い確信があった。私の仲間であるケベック人が統一と受容を選んだことを、誇りに思う。」

 ケベック政治において、「第三の道」は成功しないと言われてきた。自由党が過半数に達しない場合、第三党のケベック未来連合は自由党に吸収されるのではないかという懸念があったが、本来はケベック党の基盤である地方在住フランコフォンの支持を取り込み、ケベック党の支持率と議席に迫った。その反面、前回9議席を獲得した本拠地ケベック市において、4選挙区で自由党に競り負けた。
 ケベック党は2003年に政権を失って、9年半ぶりに政権奪回したものの、わずか18か月で政権の座からすべり落ちた。ケベック州で再選されず1期で退陣する政権は、政権を1966年6月に獲得し70年5月に失ったユニョン・ナショナル政権以来、48年ぶりとなる。また得票率25.4%は、ケベック党が初めて州議会総選挙に挑んだ1970年を除き、過去最低の数字である。実は1995年の住民投票以来、ケベック党は一度も得票率1位になっていない。過半数を獲得した1998年総選挙ですら、得票率42.9%は自由党の43.6%を下回った。
 ケベック党は、かつては学生運動家の巣窟だったが、今では50代ベビーブーマーの党である。独立を掲げず価値憲章を掲げたマロワ路線の破綻は、党内穏健派の後退を意味する。「価値憲章」のたぐいは、当分の間出て来ることはないだろう。ケベック党は今後、ハードコア独立派が巻き返し、より先鋭化・カルト化することが懸念される。「第三の道」とは、ケベック党の未来ではないかとの声も聞かれる。
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ケベック党、あす歴史的敗北へ [ケベック]

 選挙戦の初めにマロワ首相は、「これは(議員を選ぶ)選挙であって、(独立を問う)住民投票ではない」と説明した。だが住民投票を実施しないと約束できるかと問われると、「するともしないとも明言しない」「適切な時期が来るまで実施しない」という、玉虫色のコメントに終始した。それは、「実施する」と明言すれば独立を恐れる層を取り逃がし、「実施しない」と明言すれば熱烈な独立派を取り逃がすという事情から来たものだった。
 選挙戦が始まって5日目、ケベコー財閥総帥ピエール・カール・ペラドー氏の出馬が、選挙戦の流れを決定づけることになった。彼の候補擁立は、ケベック党がただの革新政党ではなく、財界にも支持されている証明になるはずだった。ところが金持ちでハンサムな彼は、ただ愛想を振りまいてさえいればよかったのに、ケベック経済再生について熱弁をふるい、さらに「ケベックを国にしたい」と禁句を口走った。
 アメリカのジャーナリストのマイケル・キンズレーは「政治的失敗とは、政治家がうっかり本当のことを言うことである」と語った。マロワ首相の配慮にもかかわらずペラドー氏の告白は、この選挙の争点をケベック独立問題として決定づけた。
 自由党のボブ・レイ前党首は彼を「三塁ベース上で生まれていながら、自分で三塁打を打ったと思い込んでいる男」と評した。彼がケベック党から出馬したのは、どう考えても間違いとしか思えなかった。同じ左翼の独立派である少数政党ケベック連帯は、ペラドー氏が組合潰しを続けて来た過去を取り沙汰し、ケベック党支持者の取り込みを目論んだ。この戦略は功を奏したようで、前回総選挙で得票率6%だった同党は、支持率を13%にまで上昇させた。
 ケベック党創設メンバーで離党したジャン・ドリオン氏は、「ラ・プレス」紙に「スカーフやキッパを恐れる人々は、あらゆることに、彼ら自身の影ですら恐れる」と綴った。マロワ首相が真の争点にしたかったケベック価値憲章は、ケベック社会において圧倒的多数を占めるフランス文化が、圧倒的少数民族からの脅威にさらされているという理由で、彼ら少数派を合法的宗教差別の対象とするものであり、価値憲章が制定されれば、ヘジャブやニカブやターバンのような宗教的シンボル-ただし十字架を除く-が魔法のように官庁・病院・学校から消えるという幻想を、有権者に信じさせるものである。
 マロワ首相は、価値憲章によって誰も解雇されることはないと説明した。だが官庁・病院・学校でヘジャブやニカブやターバンが禁止されれば、イスラム教徒やシーク教徒の従業員は、退職することになる。そして首相は、それらの人々は「民間部門」で職探しを「援助」されるという。有権者は、このような欺瞞を見抜いていた。
 マロワ首相は、しばしば「適用除外条項」に言及した。これは1982年憲法第33条1項に規定されている、州政府は1982年憲法第1章に反する立法措置を取ることができるという法律上の自己矛盾であり、連邦政府と州政府が憲法制定のために仕組んだ妥協の産物である。ケベック州は今もこの憲法の批准を拒否しており、憲法を批判し、ときには侮辱さえしておきながら、適用除外条項だけは受け容れているというのである。
 総選挙が公示された日、フランス・シャーボノー判事は、選挙に影響を与えかねないため、長年続いている横領捜査を一時中止すると発表した。これは、自由党に有利になるはずだった。マロワ首相は、自由党政権の過去の腐敗を何度も口にした。だが元モントリオール警察署長ジャック・デュシェスノー氏は3月21日、「ケベック党が自由党だけの問題だと思うのは大きな間違いだ」と語った。マロワ首相の夫クロード・ブランシェ氏が企業から献金を受け取っていた事実が発覚したのは、そのわずか4日後のことだった。マロワ首相は一転して、守勢に立たされた。

 マロワ首相は、過半数を取れるつもりでいた。しなくてもいい総選挙を行い、立てるべきでない候補を立てて、言うべきでないことに言及した。ケベック党は明日、歴史的敗北を喫するだろう。独立を封印して戦い敗れれば、ハードコア独立派は黙ってはいまい。マロワ首相は党首に留まることはできず、辞任することになるだろう。彼女は長い政治歴を、惨めな敗北で終える。そしてこれは、党内穏健派の破綻をも意味する。
 ケベック党には、2つの道がある。一つは、存在理由を失って四部五裂する道。もう一つは、ハードコア独立派が実権を奪回し、より先鋭化・カルト化する道である。どちらの場合でも、同じ左翼で独立志向のケベック連帯が、ケベック党支持者を吸収することになる。
 自由党が過半数を獲得できなかった場合、ケベック未来連合との連立が話題にのぼることになる。ケベック未来連合は、政策的に自由党と極めて近いことから、同党が議席を減らした場合、相当な人数が自由党に移籍し、同党は消滅する可能性がある。ルゴー党首が議席を維持できるかどうかが、重要なポイントとなる。
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【世論調査】自由党、過半数獲得の勢い [ケベック]

 イプソス=リード社が3月28日から4月1日にかけて、1012人のケベック州民を対象に実施した世論調査は、主要政党支持率が自由党37%(37%)、ケベック党28%(32%)、ケベック未来連合19%(16%)、ケベック連帯13%(10%)(括弧内は2週前の結果)となり、自由党がケベック党へのリードを拡げ、過半数を獲得する勢いにあることを示した。

 過半数獲得を期して解散・総選挙に打って出たマロワ首相は、「ケベック独立」を封印して戦うつもりだったが、ハンサムな実業家ピエール・カール・ペラドー氏がケベック党から出馬し、独立を露骨に訴えたことで、流れが変わった。「ケベック党が過半数を獲得すればやっぱり住民投票になる」と強く印象づけてしまい、首相の意に反し独立問題を今回総選挙の最大の争点にしてしまった。マロワ首相に注意され、前言を何度も翻すペラドー氏は「フィリップ・フロップ」などと揶揄された。またテレビ討論では、マロワ首相が政治資金問題について守勢に立たされ、同党支持者をケベック未来連合支持に向かわせる結果となった。
 世論調査は、フランコフォンの間でケベック党と自由党の支持率が31%で並ぶという、かつてない結果を示した。
 イプソス=リード社ケベック支店長のリュック・デュラン氏は、自由党の支持者がしばしばケベック未来連合に流れるように、ケベック党が総選挙に勝つにはケベック連帯支持者の「戦略的投票」を得るしかないと説明した。
 「ペラドー氏の立候補はケベックのために良かった」という意見に同意する人は46%、同意しなかった人は54%となり、有権者の過半数が同氏の立候補を、敵を利したと評価した。
 またケベック州民の72%は、「州議会選挙でケベック党に投票することは、住民投票実施に投票するのと同じだ」と考えていることがわかった。しかし「ケベック党政権が再選されたら、独立を問う住民投票を実施すべきだ」と考える人は、ケベック州民のわずか18%、ケベック党支持者の間ですら40%しかいないことがわかった。
 「ケベックは正しい方向に進んでいる」と回答した人は33%、「間違った方向に進んでいる」と回答した人は67%だった。
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ケベック州議会総選挙へ、ケベック党過半数の見込み [ケベック]

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 ケベック州のポリーヌ・マロワ首相は3月5日、ピエール・デュシェーヌ副総督に州議会の解散を要請し、承認された。州議会総選挙は4月7日に実施される。解散時勢力はケベック党54、自由党49、ケベック未来連合18、ケベック連帯2、無所属2(定数125議席)。

 過半数割れのマロワ政権は、予想通り2年と続かなかった。マロワ政権は2月20日に予算案を上程したが、野党が過半数を占める状況では前途多難である。いっぽう世論調査では、ケベック独立への支持が1980年・1995年住民投票実施時に迫る40%にも達した。政党支持率でも、与党ケベック党は今年に入ってトップを奪った。2月16日に実施されたCROP社の政党支持率調査は、ケベック党40%、自由党34%、ケベック未来連合16%、ケベック連帯7%となり、今総選挙を実施すれば、ケベック党が過半数を獲得することも夢ではない。

 マロワ首相はこの総選挙を、雇用・経済とケベック価値憲章を争点に戦うつもりであり、独立については言葉を濁している。
「住民投票が必要なら、我々は立ち止まって住民の意見を聞く機会を持つ。そして住民がその必要がないと判断するなら、我々もそれをしない。」
 だが首相は、何を基準に公聴会を開催するかについて明言することは拒否した。
「我々は、非公開のドアの内側で何かをするつもりはない。我々が、闇の中で行うことはない。我々は、コンセンサスを必要とする。住民投票を実施するとは約束しないが、実施しないとも約束しない。」

 ケベック党は、1968年に結成された。日本で学園紛争が盛り上がっていたころ、ケベックでも民族主義が沸き上がり、若者たちはケベック党を通して活動した。同党は1976年に初めて政権を獲得し、以後二大政党の一角として、常に与党か野党第一党であり続けた。
 だが独立運動の情熱は、1980年と95年の住民投票における二度の敗北で燃え尽きた。かつての独立の闘士たちは初老にさしかかり、独立への支持は年々減少し、党員も減り続けた。そして2007年州議会選挙で、ケベック党はついに野党第二党に転落する。
 この苦境の中、マロワ夫人がケベック党初の女性党首に就任する。彼女は、住民投票で独立を問う手法は結論が出たものとして、独立を前面に押し出さず、もっぱら社会保障制度を争点とした。するとパリゾー元党首らハードコア独立派は、ケベック党が独立を訴えないのは結党精神の否定だとして、しばしばマロワ降ろしを画策した。
 しかしマロワ党首は、2008年州議会選挙で議席を上積みし、野党第一党に復帰した。2012年州議会選挙ではついに政権を奪回し、パリゾー元党首らのうるさ型を黙らせた。そして首相に就任すると、独立を訴えるのではなく、ケベック価値憲章を発表し、フレンチ民族主義に訴えたのである。これはいかにも、独立論争を避け続けてきた彼女らしい政策だった。(奇妙なことに、パリゾー元党首らは価値憲章に反対している)
 フランコフォン人口は減り続けているが、彼女はケベック党の支持基盤であるその中で、支持を2倍にしようと努めた。そのいっぽうで、独立を否定も肯定もしないという巧妙な戦術を用いることで、ケベック党支持者を失望させることなく、ケベック未来連合支持者の取り込みを図ったのだ。価値憲章は、55歳以上の有権者の間では66%もの支持を受けている。

 イブ=フランソワ・ブランシュ環境大臣は、ケベック党が1976年に初めて政権を獲得したときから、政権奪取するたびに必ず住民投票を実施してきたと指摘し、次のように述べた。
「ケベック党が4月に勝利すれば、この伝統に従うようマロワ首相への圧力は強まるだろう。ケベック党を設立した世代の者たちは、バケツを蹴る(「死ぬ」のスラング)前に最後の缶を蹴ることを望むに違いない。」
 マロワ首相が独立への態度を曖昧にしているのに対し、自由党のフィリップ・クイヤール党首は、露骨に警告した。
「彼らは、住民投票を行うためにケベック党に加わった。彼らは、ケベックをカナダから切り離そうとしている。考え違いはやめよう。現実を直視しようではないか。」
 そして経済こそが真の争点だとして、カナダ銀行エコノミストのマルタン・コワチュー氏が自由党のスタッフに加わったことを発表し、こう述べた。
「投資家がケベックに投資するかどうかを考慮するとき、政情安定は非常に重要な要因である。」
 かつてシャレー前首相が、選挙に勝つために州議会を解散し予定されていた総選挙を前倒ししたことについて、マロワ党首は批判した。そしてマロワ首相は2013年に、選挙日固定法を成立させたが、彼女自身が選挙に勝つために州議会を解散したのは、公約違反であると、ケベック未来連合のフランソワ・ルゴー党首は主張した。
「私は、その法の精神に何も優先されるべきだとは思わない。」
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図上:「アルコールのないビール・・・」「砂糖のないキャンディー・・・」「独立を訴えないケベック党マニフェスト!」
図下:スイスのダボス会議に出席した後、土産店で「宗教的シンボルを表示しない土産はないの?」と無理を言うマロワ首相。
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ケベック連合のパイエ党首辞任 [ケベック]

 ケベック連合のダニエル・パイエ党首は12月16日、癲癇を理由に党首を辞任した。
 パイエ党首は2011年12月、総選挙で大敗して辞任したジル・デュセップ党首の後を受けて党首に就任した。だが彼は連邦議会に議席がなく、その後補選にも出馬しなかったため、議席を持たないまま退任した。
 結党以来ずっとケベック州の第一党だったケベック連合は、現在わずか4議席しかない。2013年2月、新民主党を離党したクロード・パトリ議員を受け入れ5議席となったが、9月にはケベック党政権の「ケベック価値憲章」を批判したマリア・ムラニ議員を除名し、4議席となっている。最近の世論調査でも、ケベック連合の支持率は17%で、自由党の36%・新民主党の30%に遠く及ばない。
 ケベック連合議員の中からは、党首の成り手がいないという声も挙がっている。ある人々は、依然としてケベックのカリスマであるデュセップ元党首の名を挙げる。彼はいまだ定職に就いていないが、ケベック価値憲章に反対を明言していることから、彼が党首に就任すれば、ケベック独立派の間に分裂をひき起こすことになるだろう。
 ケベック連合は、新しい党首の選出プロセスを、1月上旬に発表する。
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【世論調査】価値憲章にカナダ人の4分の3が反対 [ケベック]

 イプソス・リード社が10月1日に発表したオンライン世論調査は、ケベック党政権が発表した「ケベック価値憲章」案にカナダ人の4分の3が反対していることを示した。

 カナダ全土で、宗教的シンボルを着用する公務員が解雇されることに同意した回答者は28%、同意しなかった回答者は72%だった。
 憲章への支持が最も高かったのはケベックで、同意した回答者は38%、同意しなかった回答者は62%だった。
 ケベック以外では、同意した回答者はブリティッシュコロンビアで22%、東部で16%、オンタリオと中西部では28%だった。
 外国生まれのカナダ人は、憲章への支持がいくぶん強く、同意した回答者は35%だった。

 ジャック・パリゾー元首相、ルシエン・ブシャール元首相らケベック政界の巨頭も、価値憲章に異論を唱えている。多くの批評家は「価値憲章」は成立しないと考えているが、それでもマロワ首相がこれを推進するのは、独立を声高に叫べない彼女が、党支持者や党内ハードコア独立派に民族主義的政策をアピールする必要があるからというのが実情である。
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十字架の撤去を求めトップレスに [ケベック]

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 ケベック州議会で10月1日、ケベック党政権が発表した「ケベック価値憲章」案に抗議して3人の女性がトップレスになり、警備員に取り押さえられた。

 ポリーヌ・マロワ首相が議会で答弁している最中、フェミニズム団体「フェメン」のメンバーが上着を脱いでトップレスになり、“Crucifix, décâlisse!”(十字架を撤去しろ!)と叫んだ。
 「フェメン」は女性差別・セックスの商品化に反対するフェミニズム団体として、2008年にウクライナで創設された。当初は女子大生が下着姿で抗議していたが、やがて上半身の裸体に抗議スローガンを書いて表示する手法が定着した。フェメンは、イスラム教徒による女性支配に抗議して「トップレス・ジハード」を行うと宣言しているため、イスラム教徒に攻撃的なケベック党には好意的に思われるかもしれないが、この日抗議したメンバーは、ケベック党政権が公共の場でのベールやニカブを禁止しておきながら、十字架は民族的遺産だから問題視しないというダブルスタンダードを糾弾した。
 上半身に“Crucifix, décâlisse”と書いて露出したジュリー=アン・ボーラックさんは、釈放された後こう語った。
「ケベックで聖教分離を進めるという憲章が、十字架を掲げた議会で審議されるというのは、完全に異常なことです」
 また先週、州議会のデュプレシ像の前でトップレスになり逮捕されたフェメンメンバーのモルガン・マリー=プリオさんは、こう述べた。
「十字架は、長い暗闇の時代を思い起こさせる。それは特に女性にとっては、つらい記憶である。政治と宗教の融合は、全く守るべき価値のある遺産ではない。」

 ケベック州議会に十字架が設置されたのは、祭政一致を志向した独裁者モリス・デュプレシ政権時代に始まった。彼の時代には、女性にとって最も重要なことは子を産むことだと言われてきた。デュプレシの死によって「静かな革命」が始まり、聖教分離と女性の地位向上が実現した。
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