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クラーク内閣不信任、16年ぶり新民主党政権へ [バンクーバーとBC]

 ブリティッシュコロンビア州議会で、野党提出のクラーク内閣不信任案が6月29日に可決された。クリスティ・クラーク首相は公約を翻し、解散・総選挙を要請したが、ジュディス・ギション副総督に拒否され、内閣総辞職した。副総督は同日、新民主党のジョン・ホーガン党首に組閣を命じた。

 6月22日に召集された州議会での最初の作業は、空席となっている議長の選出だった。議長は公平を期するため、離党して無所属になるのが通例だが、リンダ・リード前議長は自由党政権の高等教育大臣に就任したため、辞任していた。
 定数87の州議会で、与党自由党は43議席と過半数に一つ足りないが、野党は新民主党41議席・緑の党3議席で、野党連合は過半数に達しているため、数の力で議長の椅子を取るのはたやすい。だがその場合、与野党双方が43議席になってしまう。可否同数の場合は最後に議長が投票するが、カナダは日本と異なり、議長は継続審議になる方に投票しなければならない。内閣不信任案に対しては、信任する方に投票しなければならないので、野党連合は議長の椅子を取るとクラーク内閣を倒せなくなってしまう。結局、立候補者が自由党のスティーブ・トムソン議員一人だけだったため、彼が当選した。
 次の作業は、クラーク首相の施政方針を副総督が代読する「スローン・スピーチ」である。首相はその中に、手厚い社会保障、企業・組合による政治献金の廃止、炭素税増税、保育予算の増額と、野党の選挙公約をてんこ盛りに盛り込んだ。野党がスローン・スピーチを不信任した場合、彼らの政権が同じことをできないようにする嫌がらせである。クラーク首相は緑の党の離反を誘うため、公式政党の資格のない3議席の党にその資格を付与する法案を上程したが、野党連合の結束は固く、否決された。
 野党連合は、スローン・スピーチの信任投票に先立ち、内閣不信任案を提出した。これは、44対42で可決された。するとクラーク首相は、トムソン議長を辞職させた。わずか1週間の任期だった。新しい議長は、新民主党から選出されるだろう。そうすれば与野党の議席は同数となり、新与党に一人でも欠員が生じたら、政権打倒のピンチを迎えることになる。

 ホーガン次期首相はメディアに、最低時給15ドル、比例代表制を問う住民投票、キンダーモルガン・パイプライン延長反対などの方針を伝えた。
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