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新民主党左派、マルケア降ろしを公然化 [新民主党]

 新民主党左派の間で、総選挙に惨敗したトム・マルケア党首を降ろす動きが活発化している。
 ジェイミー・ニコルズ、エレーヌ・ミショー、エレーヌ・ルブランの前議員3名と支部長らケベックの左派37名は、3月15日モントリオールの仏語紙「ル・デボワール」において、「新民主党員への公開書簡」を掲載した。
「新民主党は、道に迷ってしまった。我々は新民主党員として、そう感じる。
 我が党は、すべての国民にポジティブな変革をもたらす存在だった。社会民主主義、社会正義、経済的平等の促進のために我々は戦った。だが前回総選挙のマニフェストは、新民主党らしさを欠いていたと我々は感じている。
 党の存在理由と原則を忘れてしまったことに、我々はつまづいのだ。我々は、我々が守るべきマニフェストで戦わなかった。
 新民主党は、他党とは違う。我々は権力志向ではなく、国民にポジティブな変革をもたらすために戦う。
 新民主党には、誇り高い伝統の上に立ち続けていて欲しい。そのために我々は、党を刷新し、より革新的になり、より民主的になり、より透明度を高め、党員の声に耳を傾ける必要がある。対話は、国民の要望とプライオリティを我々の方針に結びつける手段であり、単に寄付を募るためのものではない。
 より公正な国家と世界を築くため、新民主党の原則を前に進めようではないか。今一度、新民主党員であることに誇りを持とうではないか。」

 新民主党の「社会主義幹部会」を名乗る左派グループは同日、トロントで記者会見を行った。バリー・ワイスレダー議長は、党があまりも民主的・社会主義的原則から外れてしまったと語った。
「前回総選挙で執行部が訴えた財政保守主義は、新民主党のいかなる大会でも幹部会でも承認されたものではなかった。」
 彼は、マルケア党首は前回総選挙で100万票と議席の60%を失ったため、報いられるべきではないと訴えた。
「問題は資本主義であって、タイタニック号のデッキチェアの処置ではない。」
「大きな変革は常に下から来るという事実を、忘れてはならない。民主主義的かつ社会主義的プロセスへの扉を開けるには、4月にエドモントンでリーダーシップ投票をするより、選択の余地はない。」

 コンコルディア大学とマギル大学の新民主党学生組織も同日、総選挙のマニフェストを非難し、社会的良心として党がその本分に戻るよう呼びかける声明を発表した。
「マルケア氏は尊敬すべき政治家だが、彼が社会民主主義者として我々と価値観を共有するとは思わない。」
「ケベック自由党員としての彼の長い経歴は、新民主党の源流ともいえる社会運動・組合活動・学生運動とはつながっていない。」

 2012年の党首選でマルケア氏に敗れたニキ・アシュトン議員も同日、記者会見を行った。彼女は、若年層の39%が非正規雇用に就いているという事実を憂慮した。
「このような緊急を要する事態において、我々には国民的指導力が求められている。」
 4月の党大会でマルケア党首を支持するかと問われると、彼女はこう答えた。
「我々の前には、多くの成すべき作業がある。リーダーシップ・チェックもその一つだ。」
 記者の一人が、回答を避けたのはマルケア党首を支持しないという印象を与えるがどうなのかと問いつめると、彼女は否定した。すると記者はなおも、彼女に詰め寄った。
「あなたはマルケア党首の続投を支持するのか、イエスかノーかで答えて下さい。」
 すると彼女は「我々がここにいるのは、若者たちが直面している深刻な問題について話すためだ」と答えた。

 オンタリオ労働総同盟のシド・ライアン元委員長は、アメリカ民主党の大統領候補バーニー・サンダース上院議員とイギリス労働党のジェレミー・コービン党首が、左翼的政策は決して「死の接吻」ではないことを実証したと語った。彼は、マルケア党首が新民主党の原則から外れ、不景気にもかかわらず均衡予算を公約したことを批判し、こう述べた。
「トムが次の総選挙でバーニー・サンダースになるとは、私は思わない。トムは歯を食いしばって辞任し、熱意を持った後任に道を譲るべきだ。」
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