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新民主党のデービス副党首、引退を表明 [新民主党]

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 新民主党のリビー・デービス副党首(61歳)は12月12日、次の総選挙に出馬しない意向を表明した。今後は、議員とは別の形で政治活動に関わっていくという。
 記者会見で引退の理由を問われると、彼女は「私は少し疲れている」と語った。
 デービス副党首は、新民主党左派の代表格である。1982年からバンクーバー市議を11年勤め、1997年には新民主党からバンクーバー・イースト選挙区に立候補し、6回連続当選した。
 バンクーバー・イーストはカナダで最も貧しい選挙区で、売春婦や薬物中毒者が多いことで知られている。彼女は影の内閣の厚生大臣として、売春婦が安全に営業できる法改正や、麻薬常用者への刑事訴追停止を実現させた。
「私はあえて、麻薬のような困難な問題を引き受けた。支持者からも『このような問題を引き受けるなら、あなたは落選するだろう』と言われたことを覚えている。でもバンクーバー・イーストの人々は、私を支持してくれた。」
 彼女はバンクーバー市議だった故ブルース・エリクセン氏と事実婚し、息子を出産したが、2001年に突如同性愛を告白し、カミングアウトした最初の女性議員となった。そのころ連邦議会では同性婚の法制化が焦点となっていたが、保守党のジェイソン・ケニー議員はデービス議員を引き合いに出し、現行の婚姻法は同性愛者を除外していないという論陣を張ったが、議員のプライバシーを公に取り上げ論拠にしたと非難された。
 2014年12月には、野党議員でありながらサリドマイド症患者を支援する動議を提出し、下院で満場一致で採択された。

 経済学者のジム・スタンフォード氏は、デービス副党首が先住民の女性に対する暴力や、安全な注射、ホームレスなどの問題に関わってきたことを、彼女の選挙区事情に鑑みて評価した。
 バンクーバーのグレガー・ロバートソン市長は、デービス副党首を賞賛した。
「彼女は、我々の中の最も弱い人々に変化をもたらし、命を救った。薬物中毒者と売春婦への支援は、バンクーバーだけでなく全国の世論を動かした。」

 記者から、左派のデービス副党首は中道寄りを志向するマルケア党首と衝突したのではないかと質問されたが、彼女は否定した。マルケア党首はこう述べた。
「リビーは熱心で素晴らしい同僚というだけでなく、大切な友人でもある。」
 アレクサ・マクドーノー党首が2000年代、中道寄りの「新政策イニシアチブ」構想を打ち上げたとき、デービス議員もこれを支持したが、マクドーノー党首は党内左派と衝突して失脚した。左寄りのジャック・レイトンが代わって党首に就任すると、中道寄り運動は沈静化したが、デービス議員はレイトン党首を支持し、副党首に指名されている。
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